2013年12月6日金曜日

ホンダのミニバン・オデッセイの生き残りゲーム勃発?

[PR]

ホンダ,オデッセイ,ミニバン,
ホンダのミニバン「オデッセイ」「オデッセイ アブソルート」が発売された。新型オデッセイは、広く快適で上質な室内空間と走行性能を両立。上級ミニバンをめざし開発されたという。初代が出てから約20年。ミニバン市場が縮小する中、ホンダはどんな一手を投じたのか?

国内ミニバンマーケットは基本的に縮小傾向にある。少子高齢化です。多人数乗車のミニバンが伸びるとは思えない。

ホンダのミニバン・オデッセイは、適度にカッコ良く、適度に広く、適度に上質で速かったわけだが、最近ちと事情が変わってきた。

オデッセイが欲張り戦略に出た。これが、諦めているのかというとそうじゃなかった。逆にしたたかな欲張り作戦に出て、1カ月初期受注で目標の約3倍となる1万2000台を売り切ったのだ。

それは、昔の良さを捨てずに、新たな良さを獲得したいいとこ取り戦略。オデッセイは今までのミニバンにない走りと広さの両立だ。

室内高はラージクラス並みで、違いは一目瞭然で、全長×全幅×全高が4830×1800×1695mmとひとまわりアップ。特にオデッセイの高さは旧型より14~15cmも上がっている。いわゆる走るビジネスクラス系だ。

オデッセイのそのインテリアは全体的に質感が高く、インパネセンターはいまどきのスマートフォンを意識したタッチパネルを採用。これでナビからオーディオまで簡単に操作できる。

ご存じ中国は、いまだクルマにカッコ良さを求める市場であり、広いクルマも好き。となるとこのオデッセイは十分アリだと思うのだ。

ミニバンは日本市場は特殊かつ厳しいが、だからこそここで鍛え、一度認められた個性を海外で伸ばすという手もある。それでこそ我が国日本は「クルマの開発拠点」というだけでなく、「育てる場所」という意味が生まれると思うのだ。

ホンダのオデッセイは技術だけでなく、人の目や見識でも鍛えられる。ぜひともこの文化を失わないでほしいものだ。

[参照元]
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20131205/1053921/

[PR]